外国に行くといつ犯罪に巻き込まれるかわからないので、それに対する知識をもち対策を備えておくことが大事ですね。
この事件のように、知らないうちに犯罪に巻き込まれてるケースも少なくないと思いますので。
覚せい剤密輸で無罪=違法薬物の認識なし―大阪地裁
時事通信 9月27日
ウガンダからコーヒー袋に入れた覚せい剤約1.8キロを密輸しようとしたとして、覚せい剤取締法違反などの罪に問われた女性2人の裁判員裁判の判決で、大阪地裁(岩倉広修裁判長)は27日、「違法薬物との認識がなかった」として、いずれも無罪を言い渡した。検察側は1人に懲役8年罰金500万円、もう1人に懲役9年罰金500万円を求刑していた。
判決で岩倉裁判長は「知人から依頼されて、お土産としてコーヒー袋を持ち帰ることを格別不審に思っていなかった」と指摘。「報酬を催促した形跡もなく、金欲しさに加担する動機がない」と述べ、警察などに自ら連絡していることなどからも、密輸の認識があったとは言えないとした。
どちらも被災者だと思うと複雑な思いのする裁判です。
多分、控訴審で高裁までもつれると思います。
どちらも辛いでしょうね?
亡くなった園児達はどう思っているのでしょうか私にはなんにもできませんので心から園児5名のご冥福をお祈りいたします。
<東日本大震災>幼稚園側に賠償命令…送迎バスの園児死亡で
毎日新聞 9月17日
東日本大震災の発生直後、私立日和幼稚園(宮城県石巻市)の送迎バスで帰宅中に大津波に巻き込まれ死亡した園児4人(当時5~6歳)の遺族が、園側に対し「安全配慮を怠った」として約2億6680万円の賠償を求めた訴訟で、仙台地裁は17日午前、約1億7660万円の支払いを命じた。斉木教朗裁判長は判決理由で「巨大地震発生後の津波に関する情報収集義務を園長が怠った結果、園児の津波被災を招いた」と指摘した。
震災犠牲者の遺族らが、学校や勤務先など管理者の安全配慮義務違反を主張し、賠償を求めた少なくとも8件の訴訟で初の判決。大津波の発生を予測できたか否かが最大の争点だった。損害賠償請求権の時効(3年)を迎える来春を前に、同種訴訟の提訴を検討している遺族らにも大きな影響を与えそうだ。
訴訟で園側は「(震災は)1000年に1度の大災害。海岸線から700メートル離れた場所での津波被害は予見できなかった」などと請求棄却を求め争っていた。だが、判決は過去の地震・津波被害の報道などを踏まえ「たとえ1000年に1度の大地震発生を予想し得なかったとしても、約3分続いた巨大地震を実際に体感したのだから、津波に関する情報を収集する注意義務があった」と退けた。
具体的には、震源地や津波警報の発令状況などを、防災行政無線やラジオで積極的に把握する必要があった、と指摘。送迎バス出発時には既に、大津波警報発令と高台避難が呼びかけられており「バスの走行ルートは、海岸から200~600メートル、海抜0~3メートル程度の低地帯だったから、津波被害は予見できた。情報収集義務を果たしていればバスを発車させることはなく、園児死亡との因果関係がある」と結論づけた。
裁判員を除外したのは良い判断だと思います。
しかし、検察や裁判官の護衛は大丈夫なんでしょうか?
そう考えると裁判官や検察というのは大変なお仕事ですね。
福岡の会社社長銃撃、裁判員裁判から除外決定
読売新聞 9月9日
福岡県中間(なかま)市で2012年1月、建設会社社長だった男性が銃撃され、指定暴力団工藤会系組幹部の2被告が殺人未遂罪などで起訴された事件について、福岡地裁小倉支部は9日、裁判員裁判の対象事件から除外する決定を出した。
福岡地検小倉支部の請求を認めた。除外決定は全国で2例目。
起訴されているのは福田伸也(39)、藤野義光(36)両被告で、銃撃された男性は重傷を負った。地裁支部は、工藤会系組員らによる市民を狙った殺傷事件や発砲事件が繰り返されてきたとして、「構成員らが公判中や判決後に裁判員らに危害を加える恐れがある」と判断した。裁判員法では、裁判員らに危害が及ぶ恐れがある場合は裁判員裁判の対象から除外できる。今回の事件は裁判官3人による合議体で審理が行われる。
決定を受け、地検小倉支部の天野和生支部長は「当然であり正当な判断」とのコメントを出した。「工藤会構成員が裁判員らに危害を加えた実例はない」として反対していた弁護側は「福岡高裁に抗告するかどうか、被告と協議したい」と述べた。
なぜ、そうも簡単に人を殺す事ができるのでしょうか私には理解できません。
どのような理由があろうと、殺人を犯して懲役18年なら罪が軽すぎます。
無期懲役でいいと思いました。
日本には、終身刑がないのが残念です。
44歳男に無期懲役=保険金3億円殺人―熊本地裁
時事通信 8月30日
約3億円の保険金が掛けられた男性を車でひいて殺害したとして、殺人など六つの罪に問われた無職斉藤健一被告(44)の裁判員裁判の判決で、熊本地裁(松尾嘉倫裁判長)は30日、求刑通り無期懲役を言い渡した。
被告は殺人などの罪は認めたが、知人に身代わり出頭を要求したとされる強要未遂罪は否認。弁護側は、斉藤被告が脱退した暴力団から多額の金を要求されていたとして、懲役18年が相当と主張した。
判決は被告が当時、現役組員だったと認めた上で、全ての罪を認定。「確実に殺害するため、瀕死(ひんし)の被害者を2度にわたってひいた犯行は極めて冷酷。刑事責任は重大だ」と批判した。
最近では、警察や検察の不祥事も目立ちますので詳細を明らかにして欲しいですよね。
また、紛失とか強硬取調べとかなら由々しき問題だと思います。
強制わいせつ致傷の起訴取り消し=公判前手続き中―仙台地検
時事通信 8月22日
強制わいせつ致傷罪で起訴され、公判前整理手続き中だった宮城県石巻市の養殖業の男性被告(33)について、仙台地検は22日、同罪での起訴を取り消したと発表した。同罪は裁判員裁判の対象だが、公訴棄却となる見通し。
起訴取り消しの理由について、同地検の吉田安志次席検事は「公判に提出する証拠の中身が変動し、公判維持が不可能と判断した」と説明したが、詳細は明らかにしなかった。
被告は住居侵入や窃盗の罪でも起訴されており、それらについては公判が行われる。